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脈絡がない? ドンキホーテのチラシ

ドンキホーテのチラシは刺激的なデザインが特徴です。
語りかけがほとんどなく、チラシのオモテ面に、「春の激安宣言」として、厳選アイテムと激安価格をタイトルに、高額のカーナビやデジカメやテレビが目玉にあると思えば、すぐその下に、198円の洗剤やティッシュがあり、カテゴリーを外して、日替わりでくくられています。
日替わりでは、味付けのりや、めんつゆや、クレラップは200円前後の商品があります。裏面のトップは、新生活家電として、テレビや洗濯機など比較的高額商品がラインアップされていると思えば、ファッションやネクタイなどの衣料やゴルフ用品まであり、フライパンや健康サポート・インテリア、自転車まで出てきます。

以上は愛知県の三河の店舗のチラシですが、首都圏でも、商品配列は異なりますが、同じこと。
ある店舗では、「春爛漫プライス」として、さすがに、チラシのオモテ面のメインは、テレビ、デジカメ、パソコン、自転車などをメインに、万円の高額商品が、新生活家電として並んでいますが、裏面は、200円前後の、めんつゆ、ごま油、ケチャップ、洗剤など日用の買回り品のオンパレード、まるでディスカウントスーパーです。といっても、スーパーにテレビや自転車はありません。
ドンキホーテの、このカテゴリーの脈絡のなさ、入り乱れ方は、いったい何なのでしょう。
これは、多くの生活者が、食品系、ファッション系、家電系などの流通カテゴリーを意識している境界をあえて打破することで、新しいディスカウントショップをつくろうとしているビジネスコンセプトからきています。
人々は、きょうは冷蔵庫にめんつゆが切れている、と思えば、地デジ化に合わせて、そろそろうちのテレビもなんとかしなければ、というように、金額や生活場面に拘りなくランダムにニーズは動いています。
業態によって流通をゾーニングするのではなく、生活者の気紛れな思いや、10円玉と1万円札が同じ財布にあるように、経済のすべての場面のニーズを視野に入れようという商業スタイルです。
ドンキホーテのこうした企業スタイルは、ファッション小売業の長崎屋や、DIY用品のドイト、ビッグワンなどのディスカウント、ケイタイ電話機器販売のドンキ情報館、インターネットサービスのリアリットなどを母体とする企業であることで納得されます。

何でもありの業態の奇妙さを、あるライフスタイルやターゲットには、受け入れ難いと感じるかも知れませんが、全く新しい流通の業態が、新しいライフスタイルを持つターゲットを創出していっていることも確かです。
ドンキホーテは、業態のボーダー破壊スタイルの流通の新しいあり方なのです。

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